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挙げない人も増えている「結婚式プロジェクト」を進めた目的・決断・感想

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2019年6月に結婚式を挙げました。
結婚式の写真が届いて、改めて結婚式について振り返り。
 
最近は、結婚式を挙げない夫婦も増えている中で、私達もいろんな議論を重ねたので、忘れないうちに、記しておこうかと。
 
今後、式を挙げようか迷っている方、挙げようと思うけれど、式の内容をどうするかちょっとモヤモヤしている方の参考になればと思います。

結婚式プロジェクトを終えての感想とメリット

先に感想ですが、私は結婚式を挙げてよかったです。
夫婦ともに旅行が好きなので、「形式的な結婚式」より新婚「旅行」という思い出にお金をかけたいという話はあったものの、「自分たちがやりたい結婚式」をしたら、非常によい思い出になりました。
 
 

当日は大同窓会

当日、やってみて一番感じたのはこれ。

 

いろんなコミュニティの仲間が集まって、もともとコミュニティをまたいで知り合っていた友人が久々に再会したり、すでにそのコミュニティからは卒業して今はバラバラの場所にいてなかなか集まりづらいメンバーが再度集まる場になったり。

 

すーごく心地のよい1日でした。

私が「相方の友達ももっと知りたい!」と思っていたのもあり、いろんな方とお話できてよかったです。

 

「結婚式当日は疲れるんだろうなぁ」と思っていたのもあり、こんなに楽しいとは想像できてなかったです。自分たちのやりたいことを、プランナーさんも家族もゲストも受け入れてくれたからでもあると思います。感謝。

 

 

式までのプロセスで、夫婦間の価値観を確認し合えた

相方が協力的だったからできたことかなと思っていますが、この壮大な結婚式プロジェクト(私がやりたがりでタスクを膨らませたことは認識してますが、それを差し引いても想像していたよりめちゃめちゃ壮大でした。。。!)の、プロセスから得られらたものも大きいです。

 

今後の人生の判断ポイントを、ちゃんと話し合って超えていけそうだと改めて思えたこと。

 

一つ一つ議論を重ね、最初はお互い納得しきれなかったことも、別の方法を模索する中で、最終的に導き出したものはどちらも納得する形に落とせており、お互いが大事にしていることは一致しているとわかりました。それが確認できたのは、今後の人生にも非常にプラスになると感じています。

 

価値観をすり合わせる作業自体は、普段の生活の中でもできるものの、決断を迫られないと出てこないこともあるだろうし、切羽詰まったときにお互いどうなるかがわかるのも一つよかったなと。

 

 

 

結婚式の目的

私達も結婚式を挙げるか挙げないかの議論から始めたので、挙げたい理由、挙げるなら何を目的としたいかの議論から始めました。
元々は相方の方が、式を挙げた方がよいと思っていた派。私は、式はなくてもいいけど、どうせ挙げるならこだわりたい派。
 
議論の結果、目的においたのは下記の4つです。
 
  • 紹介し合う
    • お互いのことをお互いのゲストに
    • お互いのゲストのことをお互いに
    • お互いのゲストをお互いのゲストに
      • 面白いゲストがいっぱいいて、せっかく集まるから、みんながつながればもっと面白そう

 

  • ゲストへ日頃の感謝を伝える
    • こんなに自分たちのために集まってもらえるのはおそらく次はお葬式。それなら生きているうちに感謝を表現したい(式の場でなくてもできるけど、改まった場の方が改めてやりやすいこと&伝えやすいこともある)
    • そのために、自分たちがあまり主役主役したくない。ゲストの心地よさが優先

 

  • 自分企画の場の提供(嫌なことはやらない、ゲストも私達も楽しいことをやる)
    • 個人的には理解できない昔からのしきたりみたいなのはやりたくない
    • せっかく来てもらうので、ゲストにも「なんか違う」のちっちゃいサプライズを重ねて楽しんでほしい

 

  • ちょっとした旅行のプレゼント
    • 家族と友人も、ちょっとした小旅行を(海外や国内リゾートを楽しみにしているゲストもいたり)
    • 自分たちのお気に入りの場所へウェルカムしたい
 
 
これを先に洗い出していたおかげで、途中の判断の際にも目的に立ち戻れました。
また、私がいろいろやりたいことがあるのをわかったうえで、「やりたいことなら協力する」と相方が言ってくれたのがありがたかったです。
 
 
 
 
 

決断:やったこと、やらなかったこと

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「結婚式プロジェクト」という言葉を使っていますが、これは本当にプロジェクトだと感じています。目的を明確にし、膨大なタスクを洗い出して担当を決め、スケジュールをひき、それを管理する。(実際、ガントチャートを作成し、タスクの数は144個となっていました。)
 
具体的に、どんな価値観で進めていったのか、価値観のすり合わせをする際に少し参考になればよいかもと思い、参考に載せてみます。
 
式場とプランナーさんが非常に自由だったのでできたことも多い気がしているのと、これくらいの決断、息をするように決断とも気づかずにやっている方もいらっしゃるのかもしれないですが。
 
 

 やらなかったこと

    • 親への手紙読み上げ(手紙は渡した)
      • お涙頂戴は式の中には必要ない。親との間で感謝を伝えられればよい。場が楽しい雰囲気であることを優先。
      • 自分たちへの注目の時間は長くとる必要なし
  •  
    • ケーキ入刀&「ファーストバイト」という呼び名
      • 代わりに牛肉に入刀。相方も含め、ケーキより肉の方が好きな人が周りに多い。
        (式の直前に、ゲストに1名ビーガンの方がいらっしゃったことに気付き、そこはもうちょっと考慮すべきだった。。※だたし、ケーキだとしてもアウト)
      • ファーストバイト」という言葉の意味が、男→女「一生食わしてやる」女→男「一生おいしいものを作る」というのが違和感で、家庭の稼ぎはどっちが作ってもよいし、ご飯作るのはなんならどっちかでなくてもよい(アウトソースすればよい)
  •  
    • ブライダルエステ等
      • その日のためだけに自分にお金をかけなくてよいや、という考え。マニキュアも結局しなかった。
  •  
    • ベールダウン・ベールアップ
      • そもそもベールとグローブの必要性を感じなかった
      • 当日の自分を着飾るものはわざわざ追加しなくてよい
  •  
    • カラードレスを着る
      • 上2つと同じ。当日の自分のためにお金をそこまでかけなくてよい。
      • 代わりに、前撮りでも式後の普段着にも使えて、式中にゲストの間を動きやすい白いワンピを楽天で購入(2,500円くらい)して着替えた
  •  
    • ヒールを履く
      • そもそも私がヒール嫌い。疲れるし、足痛くなるし、巻爪もひどくなってしまう。
      • 代わりにスニーカーとサンダル。これなら普段も使える。
  •  
    • 指輪の交換
      • もう結婚してずっと指輪つけてるし、今更わざわざ一旦外して交換する必要なさげ
      • スムーズに指輪を相手にはめれる気がしない(すっと入る指輪ならたぶんもう落としているし、詰まってよいしょしているのは見苦しい)
      • これによりリングピローも必要無しに
  •   
    • ウェルカムボードの作り込み
      • 当日だけの装飾なら別に時間とお金をかけて頑張らなくてよい
        (後に残るか、人が喜んでくれそうなものは時間とお金をかけてもよい)
      • 代わりに、ウェルカムスペースにパズルをおいて、ゲストのみなさまにメッセージをもらったものを家に飾れるように。(真ん中の大きいピースは結婚証明書代わりに)
  •  
    • 高砂(という高さのある場所)
      • 高さはゲストより低く。ソファーのみに。
      • 自分たちが主役じゃない方がよい。 

 

 やったこと

    • BBQのサーブ
      • せっかく遠方からも含めて集まってきてくれているゲストとの交流が少ないのはさみしい
      • 自分たちからゲストに近づく場を作りたい
  •  
    • 乾杯しながら入場
      • 入場のときから、ゲストに近くいたい
      • 近づきやすい雰囲気を最初から感じてもらいたい
      • 何より自分たちが楽しい
  •  
    • 友人インタビュー
      • 「友人代表スピーチ」というのはお堅いし、代表として1人を選ぶって難しい
      • ゲストにゲストを紹介したいのもあるから、しゃべる人が多い方がよい(けど、他のゲストが楽しいと思えるように間延びはしないようにしたい)
  •  
    • コミュニティをまたいだグループクイズ
      • ゲスト同士で繋がれる企画の一つとしてグループ対抗。情報が多い方が答えやすいため、ループ分けを、コミュニティをまたがるが席移動が少ないように。
      • 事前に答えてもらったTI(16 Personalities)の診断結果を使って、自分たち、自分の友人に関するクイズ
    • 当日と事前の写真&ムービー
      • 思い出に残るのでここはお金をかけてもよいと判断
    • 花火
      • これはひと議論あったけれど、ゲストへのサプライズ。時期的にも今年初の花火として楽しんでもらえるかなと。
      • オーシャンビューのガーデンで景色もよいので、外への動線も作りたい
    • 自分のタグ探しエスコートカード
      • 各ゲストをタグで表現。自分だと思うカードをめくれば、名前をテーブルナンバーが記載されているカードを装飾
      • いつもの感謝と、思い出を振り返って懐かしむ場として
      • ウェルカムスペースで暇にならないように
      • ゲスト同士がお互いのカードを見ることもできるのでここでも少しなにか生まれたらよいな
    • 写真のWebアップロード
      • 単純に、自分たちの思い出写真がいっぱいほしい
      • ゲスト同士がお互いの顔を思い出せればいいな

 

 できなかったこと

    • 自分たちが移動しまくる
      • ゲスト席の間に隙間を設けて、自分たちが移動しながら座って食べて話していく
        (テーブルラウンドの、もっとゆっくり座る版みたいな)
        →時間も場所もなくて断念
  •  
    • ドローン撮影
      • 当日が雨で断念。隠しておいて、急に相方が操作し始める予定だった。
  •  
    • もっとゲスト同士の交流
      • 名札作って話題が生まれやすいように。エスコートカードのタグが常に見えるように。
        →準備時間がなくて断念
         
    • ゲストに発注する
      • ゲストの中にいろんなスキルを持っている人がいるので、その方々にお金を回しながら、友人のスキルをみんなに見えるようにすることで、少しでもマーケティングのお手伝いにもなればいいな〜と思っていた
        →式場を決めてから式までの期間が2,3か月しかなく短かったので、むしろゲストの負担になると思い断念。 愛媛出身の相方の友人に引き出物のみかんジュースを発注できたくらい。。
 
 
結婚式を挙げると決めたときには、こんなにたくさんの小さな決断の積み重ねで結婚式が成り立っているとは思っておらず。「実はみんなこんな壮大なプロジェクトに取り組んでいたのか!」と驚きました。
 
なんも考えずに最初に出されたプランのままでやれば確かに特に決断はいらないのかもしれないけれど、やりたくないことはやらない主義にたったときに、「私達は何をやりたいのか」を都度考えて決断しました。
細かい決断が多い中ではあるけれど、人生も細かい決断の積み重ねと思うと凝縮された日々だったのかなと思っています。
 
 
楽しい結婚式を挙げられた式場にも感謝として、式場の紹介リンクも貼っておきます。
(下記、私が投稿した口コミなので、式場の写真や料金の詳細も見られます。)
 
東京から小旅行気分で、ナチュラルリゾートウェディングを挙げたい方にはオススメです。