でらぁのーと

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早そうで早くなかった、私の出産リアルレポ。

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出産にあたり、どんなことが起こるのだろうかといろんな方の体験談を読ませていただいたので、リアルな記録(というかメモ)を公開してみます。

とりわけ安産だったわけでも、難産だったわけでもない私の記録(助産師さん曰く、「大変な方かな」とのこと)。

意外と、自分が知ってる方の出産レポって読んだことがないなとも思い。

 

出産日前は、大きめだし、骨盤にはまるのも早かったので、早めに出てくるだろうと言われていたものの、結局予定日1日後に陣痛開始。

出産日は、陣痛いきなり5分、子宮口も8センチスタートだったので、すぐに出てきてくれるかと思いきや、出産時間13時間ちょっとと、いろいろと予想を裏切ってくれました。

 

詳細は、私も出産中に夫にお願いしていた記録、助産師さんからのお手紙、産後すぐの私のメモからの作成です。

リアルすぎるのが苦手な方は見ない方がよいかもしれません。

 

本当に、妊娠出産はそれぞれ一言では語れないストーリーが裏にたくさんあるのだなぁと思っているので、ただの一例にすぎませんが、少しでも想像して心の準備に使っていただければと思います。

 

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概要

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39w4dおしるし

→6日後の40w1d、夜中に目が覚めるといきなり陣痛間隔5分(出産開始)

→入院時子宮口8センチも、陣痛がなかなか進まず、促進剤投与

→最後はお腹を押してもらい13時間14分で3368gの息子誕生

→子宮収縮が悪く、1672mlの出血多量

→ひとまず母子ともに元気

 

 

 

詳細

出産日前の予兆:6日間のおしるし

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39w2d

おしるし。ピンクのオリモノ。

 

39w3-5d

変わらずピンクのオリモノが続く。

 

39w6d

オリモノに鮮血が混じるように。

 

40w0d(予定日)

更に朝から鮮血増える。夕方までに、オリモノっぽいけど、ちょっと大きめの固形物?も混ざる。

 

出産当日:夜中に気づくと陣痛5分間隔

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40w1d
1:46

夜中、お腹が痛くて目が覚め、陣痛カウントを開始してみる。
しばらく測ってみたら、すでに間隔5分前後。
生理痛よりちょっと痛いくらい。
直前にしか準備できない入院グッズを詰め、直前やることリストをこなす(産褥ショーツに履き替えたり、ペットボトルストローを装着したり)。

 

2:25

病院に電話。痛みがもっと強くなるまで様子見。
眠い。

が、座って恥骨にテニスボールをあてると楽という、はんなりママの姿勢をとってみる。

 

3:30

間隔が3分前後になり、流産の自然排出に近いくらいの痛みが出るようになったので、再度病院に電話。
「来てみますか」とのことで、カーシェアを借り、入院グッズを持って夫と病院へ。
眠気と、痛いのに耐える疲れで、陣痛が来てないときは話せるものの、ややぐったり感。
できれば寝たい。
移動中にinゼリー注入。

 

入院:子宮口8センチで入院開始

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4:00

病院着。子宮口8センチで入院確定。
コロナのため入院病棟に入れずに車で待っていた夫から、助産師さん経由で荷物を受け取り。
この1週間前まではコロナのために立ち会いは完全中止だったけれど、ちょうど再開になったタイミング。

子宮口10センチになれば立ち会い開始OKなので、あと少しだろうと様子見のため、夫は1時間くらい車で待ってくれることに。
入院部屋で入院着に着替え、分娩室でNST開始(5人しか入院できない小さい個人病院なのですぐ分娩室へ)。
陣痛の痛みも間隔も少し減った気がすると思っていたら、やはり5-6分間隔に。

 

4:40

尿検査。
出血がさらに増え、尿にも混じるし、便座にもついてしまう勢い。
ここまでの出血は多い方のよう。
病院ついてからずっと寒気あり。

 

5:30

さらに陣痛が弱まる&間隔が8分?に。
分娩室に入ってから、120度くらいにベッドを起こしてもらってはいたものの、暗いし眠気が勝って、しばしば寝てしまったためかも。

 

6:00

夫には一旦帰宅してもらう旨連絡。
たしかその後、いきみ始めた気がする。
肛門のあたりを押されてる感覚があれば、陣痛に合わせていきんでいいとのこと。
全開になってからだと思っていたので、「もういいんですか?」と聞いてしまった。
本当に便を出す感じで後ろの方に力を入れる。

 

8:00

朝食が来る。
りんご2切れとパン1口しか食べられなかったけど、「食べようとする気力がすごい。その方がお産によいよ!」と褒められる。
その後、お産促進のため&尿を出して産道を広くするためにお手洗いへ歩く。
点滴用の台に体重を預けて腰を曲げてヨロヨロと歩きながらも陣痛が来るので、途中で止まる。
いきまないように言われるのでなんとか我慢する。
ちょろっとだけど尿が出る。
出血も相変わらず多い。

 

夫の到着:ゆっくりゆっくり赤ちゃんが降りてきている(らしい)

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9:00頃

子宮口9センチ。
夫は元々次はバイクで病院まで来る予定だったけれど、この日は大雨で、バイクでなくカーシェアを借りて来るようにしたため、助産師さんが少し早めに立会OKの連絡を入れてよいとのこと。
陣痛の合間にスマホをいじりながら、夫に連絡。
9:15病院到着。
この頃、背中に温かいゆたんぽ?のようなものを助産師さんが挟んでくれて、楽になった。
夫到着後、手を握ってもらいながら呼吸も促して助けてくれた。
ずっと同じ姿勢が大変なので、横向きになったり四つん這いになったりと態勢を変えながらいきみ続ける。
どの姿勢でも、頭を持ち上げおへその方を見て体を丸めながら、肛門付近に力を入れる感じ。

夫の手を握り続けていたので、痛くなかったか後で聞いたけど、まぁ大丈夫だったらしい。

 

9:55

子宮口全開。
ゆっくり下りてきているとのこと。
3、4時間いきんでいるので、「ここまでに赤ちゃんの心拍弱ることが多いけど、赤ちゃん体力があるね!」と褒められる。
ついでに私の体力も褒められる。

 

10:25

酸素マスクをつける。

 

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10:45

なかなか陣痛が強くもならないし、間隔が短くもならず、促進剤投与。
(万一夜までかかると、促進剤投与ができず、翌日に持ち越しになるとの説明をうけ、助産師さんと相談のうえ早めに投与するようにした。)

「痛みに強いね!」と何度も助産師さんに言われたが、私としてはいきむべきかどうか迷ってしまうくらい、陣痛が強まらない。
着実に赤ちゃんまでの距離は短くなっているよう。
たぶんこの頃?再度トイレまで歩いて向かった。
陣痛が来たら動けなくなるので立ち止まるけど、どうせまだまだだしと思って今度は思いっきりいきんだ。
便座に座ってからも、便器に産み落とすことはないだろうと思っていきんでた。
が、尿は出ない。
ので、戻って導尿を装着。
水分も時々一口ずつ飲むくらいしか欲しくならなかったので、水分摂取も足りてなさそうな気がする。

 

11:00

覗けば頭が見える状態まで来ているとのこと。
「赤ちゃんが大きめだからなかなか時間がかかってるのかもしれないけど、着実に頑張ってるよ!」と。
けれど、自分では進んでいる感覚がないので、全然終わりが見えない中、ひたすらいきみ続ける。

 

12:20

昼食。
通常の入院食が出てくるが、起き上がれず何があるかすら見えないがカレーだったらしい。
無理。
けど、エネルギー摂取はしたくて、助産師さんがライスを一口サイズのおにぎりにしてくれたものを、お茶で流し込むように数口食べる。

 

破水:やっと自分でわかる進捗を確認

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13:30

破水。
思ったほど水分量はないように感じたけど、温かい液体が滲み出てきたのはわかった。
自分でもわかる進捗があって少しほっとする。

 

14:10

私でも頭頂部が触れるところまで下りてきた(事前に提出したバースプランで、「触れるなら触ってみたい」と伝えていた)。
髪の毛がふさふさと言われたのが触ってわかった。
促進剤はずっと投与量を増やしているらしいけれど、破水以外にいきみ始めてからの変化が自分ではあまりわからず、まだまだ何時間もかかるんだろうなと思った記憶。

 

14:15

子宮口全開から4時間20分経過。
ここで赤ちゃんの心拍が60まで下がり、苦しいサインとのことで、お腹を押してもらうために先生登場(これまでは基本助産師さん1人)。
助産師さんももう1人加わり、3人体制に。
押して出るところまで赤ちゃんが頑張って下りてきていたから、緊急帝王切開にはならずに済むが、会陰は切ると思うとのこと。

 

14:30

お腹を押してもらってからは一気に進む。
お腹を押すって文字通りぐっぐっと何度も押しながら、お腹の上の方に力を入れる。
ので、お腹にも痛み(普通にこんなに押されたら痛いでしょっていう痛み)。
2回のいきみで頭が出て、その時点で赤ちゃんの産声が。
ラスト1回のいきみで体全体が外に。
再度改めて泣いてくれた。

1回目の産声で夫に「動画お願い!」と言うくらいの余裕はあった。
よく言われる「鼻からスイカ」の表現は確かにそうかもという、無理矢理穴を広げて出てくる感覚はあったけど、これまでと比べて一瞬すぎて、痛さは確かにあるけど、思いっきりいきめる感覚ですっきりした感じだった。
お腹を押されるたび、痛さというより息む「ゔぅーー!ゔぅー!」という声は出た。

 

出産後:出血多量でやや意識朦朧

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赤ちゃんの処置が終わったら胸まで連れてきてくれて、顔を見たら自分でも何の感情だかわからないけど勝手に涙が流れた。
夫と一緒に、写真を撮ってもらう。
わいわい。

 

14:40

一通り写真を撮り終え、助産師さんに「親御さんにも連絡する?」と言われ、それぞれの親に出産報告。
その間、ずっと後処理が続くが、完全にほっとして、夫と話しながらお子に会えた嬉しさとお子の可愛さに癒やされ続ける。
気持ちに余裕はあるものの、子宮収縮が悪いために胎盤がなかなか出ないらしく、出血も多いとのこと。
(巨大児、多胎児、促進剤投与、出産が長時間等が、収縮が悪くなる原因のよう。)

先生も助産師さんもバタバタし始め、子宮収縮剤と鉄剤で4つくらい点滴が繋がる。
さらに何度も何度もお腹を押されて「うっ」となる。
妊娠中に使っていたようなエコーも登場し、胎盤の位置を確認。

 

15:00

やっと胎盤が出たけれど、出血は続く。
だんだんと貧血気味で意識が朦朧としてくる。
会陰は中程度の裂傷が2箇所あったようで、縫合。
初乳が少し滲むからと、赤ちゃんにも初乳を吸って子宮収縮を手伝ってもらう。
産後2時間は覚醒していて吸い続けるらしい。
産まれたばかりなのに、吸い方を知っているのもすごいし、吸う力も強くで驚く。
これは痛くなりそうな予感。

収縮促進のため、お腹に保冷剤もあてる。

 

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15:30

少しましになったようで、胎盤とへその緒を見せてもらい、助産師さん一人体制に。
胎盤とへその緒も、バースプランで見たいと伝えていた。なんなら触りたいと伝えていたけど、それはこの病院では無理だった。)
なかなか出なかったため、胎盤は引っ張ってちぎれたらしく、2つに分かれてた。

もともと、立ち会いは産後30分までと聞いていたのもあり、夫は仕事もあるので戻ろうとするが、「まだ帰らないで」と言われ、まだ山を超えてない感。

とりあえず、出血がまだ続いているのは自分でもわかる。
時々、お腹を押されるが、毎回ドロッとしたものが出ている。
下に敷いているパット?を何度も替え続けている。

 

16:30

息子覚醒タイム終了。
本当にに2時間ちょうどだった。
ようやく私の出血も落ち着き、夫は16:45頃に退散。
あとで知ったが、出血量は1600mlを超えていた様子。
出血が多かったので、「退院日はたぶん1日延びるかな」と言われる。
このあとも、しばし分娩室のまま様子見で、導尿と点滴も少なくとも一晩はつけっぱなしとのこと。
なんか動けない?動いちゃいけない?っぽい。

 

18:00

分娩室で晩ご飯。
ゆっくり1時間かけてだが、完食するくらいには元気に。
食後は車椅子で入院部屋に戻って、ようやく終了。
結局、翌朝には点滴も導尿も外れ、自立歩行もでき、夜用ナプキンで対応できるくらいには出血も落ち着いた。
鉄剤は入院中毎日注射を続けるよう。

 

全体感想

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出産の痛みや、お子に会えたときの自分の気持ちなどについて、出産前は非常に好奇心があったので、そこについて述べてみると。

※ あくまでも個人の感想です。

 

陣痛がなかなか強くならずに、最後にどどっと進んだこともあってか、時間の短い出産の痛み自体は私には全然耐えられるなと感じました。
すごく褒めてくれる助産師さんだったので、どこまで本当かわからないけれど、痛みに強いとは何度も言われましたが。
個人差が大きいと思うのですが、私は圧倒的につわりの方がつらかったです…。
お子にようやく会えたときの涙は、今考えるとやっと会えた安堵感と感動だったんだろうなぁと思います。


お子が出てきてから、出血多量で意識朦朧としながらバタバタしていたこともあり、産まれてからも、まだ終わりじゃないんだなぁというのは実感しました…!

 

以上、お役に立つのかどうかもわからない、詳細リアルレポ(メモ)でした!