2020年3月後半より、健康とウェルネスの探求のために、ヘルスコーチの資格もとれる、IIN(Institute for Integrative Nutrition)というNYの学校で、1年間の有料オンライン講座を受け始めました。
まだ学び始めて2か月程度ですが、個人的に非常に面白いし人生の役に立つと感じています。
そのため、しばしば周囲に話していると、「なにそれ?」「どんな風にやってるの?」と興味を持ってくれる人が増えてきました。
ただ、現状まだ一言で説明するのは難しいなとも感じ、内容についてまとめておければと思います。
ご興味ある方の参考になれば。
受講を考えている方向けに細かめ書くと長くなってしまったので、さらっと見たい方は、下記の目次をクリックいただき、気になる項目だけ見るのをおすすめします…!
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※Webサイトからの日本語訳も、私の解釈も混じっています。
※もし、私の解釈が変わってきたら、追記・修正させていただきます。
※英語でよいからとりあえず学校のWebサイトを直接見たいという方は、こちらをどうぞ↓ (ただ、これを書いている理由は、このサイトがわかりにくかったというのも大きいのですが。笑)
健康とウェルネス(ホリスティックヘルス)の学校、IINとは?
学校概要
IIN(The Institute for Integrative Nutrition)は、1992年に、Joshua Rosenthalさんによって、アメリカ・ニューヨークで創設された、世界で一番大きい、幅広い意味での栄養の学校です。オフラインだけでなく、オンラインの講座もあるため、2016年時点で、グローバルに155カ国10万人の卒業生がいます。
創設者のJoshuaさんは、健康とウェルネスのパイオニアで、アメリカでは現在メジャーな言葉となった「ヘルスコーチ」の概念を作った方でもあります(ググると、「有名なヘルスコーチTOP100!」という記事も出るくらい、現在アメリカではヘルスコーチもコーチングを受けたい人も多いようです)。
プログラムを終了し、テスト等必要条件をクリアすると、米国代替医療協会認定ヘルスコーチの資格も取得できます。
また、IINはニューヨーク州教育委員会認定の学校でもあるため、このプログラム終了後に、さらに学びを深めたい場合は、カレッジとのパートナーシップ制度を利用して、学士や修士のへの編入単位としても利用できます。
カリキュラムを通して学べること
具体的には下記のような分野について学びます。
各カテゴリにに含まれる詳細は下記です。
健康と栄養
- 抗炎症による健康と予防医学
- 腸内細菌
- 脳、排泄機能、代謝機能の健康
- 睡眠と栄養
- カロリー、寿命、成功
- よい穀物、よい油、たんぱく質の探索、栄養の科学
- 食物規制と食のガイドライン
- 予防栄養と食物治癒、統合医学
- 持続可能な農業と栽培、環境による制限と工場農業
- 栄養と政府、学校における食物活動とプログラム
- 肥満、砂糖の真実
- クリーンな食事とデトックス
- 健康的な料理、台所、創作
- 無性に食べたくなる嗜好性の解体
- 栄養の難関、食物の制御
- 単なる燃料以上の食事
- 年齢を通した食事、血液型と自分
- 食物アレルギーとグルテンフリー
- ローフード、ジュース等
- アーユルヴェーダ治癒
- 食事理論の探索(アトキンス、パレオ、ケト、ベジタリアン、マクロビオティック、伝統的な食事等、100種類以上の食事理論)
個人の成長/ウェルネス
- 自分が何者であるかの整理
- 代替治癒の実践
- 真の幸福と精神
- 最適な健康のための実践練習
- 健康的な考え方と身体
- 健康的な人間関係
- 統合栄養理論(Bio-Individuality & Primary Food)
※個々人によって健康もウェルネスも合う食事も異なるよという考え方と、自分に取り入れる重要なもののバランスについて - 自分の人生を愛すること
- 口に入れる食事以外の栄養
- ポジティブ心理学
- 実践におけるPrimary Food
- 動機の設定
- 全体的なウェルビーイング
- 自分の価値の理解
- 自分の食物との関係性
コーチングスキル
- アカウンタビリティコーチング(説明する約束をする誰かを作ることで行うコーチング)
- 積極的に聞くこと&繋がりを持つこと
- クライアントの躊躇へ注意を向けること
- 複雑なクライアントのコーチング
- 栄養を通したコーチング
- 抑制を通したコーチング
- コーチングにおけるコミュニケーション
- 自信
- ヘルスコーチのプログラム作成
- 効果的なコーチング
- グループコーチング
- 健康の歴史のデモンストレーションとコツ
- 自分の内部の声を聞くこと
- 時間と感情のコントロール
- 成功に向けた準備
- カウンセリングと抑制の再評価
- コーチングにおける自己治癒
- 成功に向けたターゲットの設定
- ウェルネスとしての健康を教えること
- クライアントとの進め方
ビジネストレーニング
- オンラインでのプレゼンスの構築
- 自分のビジネスの構築
- 身体イメージと無秩序な食事を通したコーチング
- グループプログラムの作成
- 活動の作成
- ソーシャルメディアネットワークの作成
- 商品とプログラムの作成と促進
- さざ波効果
- 価格の決定
- 財政的責任
- 自分の差別化
- クライアント導線
- 明確なターゲットの設定
- 健康的な予算管理
- 目的を持ったマーケティング
- ネットワークと責任の作り方
- 将来の計画
- 実践準備
- クライアント探しの開始
- 時間管理
- クライアントを魅了する内容の利用
- 医者や意義あるマーケットとの協働
コースの期間
基本のコースは1年、アドバンスプログラムとして半年のコースもあります。
半年コースの場合、内容や金額は同じで、トータルの必要時間は基本的に変わりませんが、単純に進捗速度が倍になります。つまり、思い切ってがっつり時間を確保して半年で学ぶか、少しずつ時間を確保して1年で学ぶかの違いです。
1回であればコース変更も手数料無料で可能なようで、例えば「今は時間があるから半年のコースに申し込んでおいて、忙しくなったら1年に切り替えよう」ということもできます。その場合、コースの開始時期は決まっているので(私は3月に入ったのですが、5月にも開始コースがあるようなので、2か月単位なのかな…?たぶん。)、進捗に合わせて待ちの期間ができる形になります。
卒業/資格取得条件
- プログラムを通して4回あるテストで2回以上合格すること
- 6回あるコーチングサークルセッションと呼ばれるものに4回参加すること
- ヘルスヒストリーと呼ばれるものを6つ提出すること
- 授業料の支払いが終わっていること
学び始めてまだ2か月の私は、コーチングサークルセッションやヘルスヒストリーが何たるものかは正直よく分かってません。現状理解だと、同期&卒業生とのコーチング練習と、実際に周囲の人との対話を通して作成する健康についてのドキュメントの提出だと思ってるのですが、間違ってたらすみません。
どんな風に学ぶのか?
英語
アメリカの学校でグローバルに学べるというところから薄々感づいていらっしゃるかもしれませんが…基本的に全て英語です。
(これが、この記事を書こうと思った一番の理由なのですが、友人にこういうのやってるよ〜と伝えたくても、サイトが全部英語なので、リンクをポンと送るのもちょっと躊躇われるんですよね…。やっぱり日本語ネイティブにとって、英語のサイトを読むのは日本語より負荷大きいですし…。)
私は一応フィリピンで4年半働いていたことがあるので、1on1やグループでのMTGの会話等、自分で聞き取れなくてもその場で確認できるような場でのビジネス英会話は大丈夫なのですが。しかし、ニュースや講義など複数向けの一方的な英語は慣れておらず。また、日本人にとって聞き取りやすいフィリピン人の英語とは違って、英語ができる前提で話される専門家や、いろんな国籍の同期メンバーの異なる英語の発音、専門的英単語という点は苦労もかなりあります…。私の場合、決して要領がよい方でもないので。
が、やはりフィリピンで働いていたことはかなり助けになっているし、おかげでこのコースを受けようと踏み切れたので、これもコネクティングドッツだなと感じております。ただ、特に海外経験がなくても受けていらっしゃる方もいますので、英語でも頑張れるとさえ思えれば問題ないかと思います。
私の場合は、このプログラムへの動機の中に英語はほとんど含まれていないので、現状、英語の勉強として特に単語を覚えようとしたりはしておらず、翻訳機能を使った方が速そうであれば使いながら、内容の理解や自分の成長に集中して取り組んでいます。
動画(英語字幕)+ハンドアウト+ディスカッション+課題
ラーニングセンターと呼んでいる、オンラインのWebサイトにログインするか、スマホのアプリをダウンロードすると、そこに教材が全てがアップロードされています。
毎週のイメージ
毎週決まった曜日と時間に、その週の講義、1章分がオープンされます。全部で40章+テスト等があります。
年に4回あるテストさえ期間中に受けられれば、進捗が遅くなっても特に問題はないのでマイペースに学べるけれど、進捗が早くても先取りはできないという仕組みです。ただ、後に述べるコミュニティでの議論に参加しようとすると、毎週ついていける方がスムーズではあります。また、進捗が早い場合も、参考文献がたくさんあるので、時間がある場合も学べることはたくさんあります。
現状、まだコーチングなどは始まっていないので、基本的には毎週動画とハンドアウトによるインプットと、自分ひとりで行うアウトプットが中心の印象です。
他に、コースを通して、3回/年 リアルタイムウェビナーがありますが、日本人が参加するにはなかなか厳しい夜中の時間帯ばかりでした…。すでに1回ありましたが、普段のコミュニティに参加してれば、そこまで睡眠を削って参加しなくてもよいかな、という印象。
動画
動画に、英語(または、スペイン語)字幕はあるので、聞き取れなくても読めれば(または、ストップしてググれれば)問題ありません。
動画は2種類あり、
- IINの内部の方が概念や自己成長について説明する動画
- 外部(または、IINボードメンバーになっている)講師の方の専門的な内容の動画
があります。
外部講師の方には、医者、薬学者、栄養士、農学者、物理学者、健康やウェルネスに関するビジネスのCEO、研究者、メディア編集長など様々な分野の方がいらっしゃいます。
ここまでは、学び始める前に「ふむふむ、理論や科学も学べそうだな」と把握していたのですが、始まってみて講義を受けるたびに、スピーカーが錚々たる講師陣であることに気づきました。
ハーバード公衆衛生大学院栄養学長、アリゾナ大学統合医学センター長、ニューヨーク大学栄養学科の教授等の有名どころのトップの方だったり、有名な食事法や健康に関するワードの生みの親の方だったり、研究をしながら本を出しているベストセラー著者でもある方がほとんどで(アマゾンで本を探すと、国によるレビュー文化の違いもあるとは思うものの、数百〜千を超えるレビューがついている方も多く驚いています…!)、TED Talksでスピーチされている方も多いです。
一部の講師の方々は下記Webサイトにも記載があり、名前を検索すると、動画や記事等が出てくるので、気になる方は、どんな人でどんなことを主張されている方なのかを、だいたい事前に見てみることが可能です。
ハンドアウト
外部講師の方のプレゼン資料を含む、動画の補足としての内容や、細かい理論、それを実践するためのエクササイズ等が、ハンドアウトとしてPDFで置かれています。
動画も含めて、これらは卒業後2年間アクセスできるようです。
ディスカッション
毎回の講義に含まれています。
ディスカッションと呼んでいますが、自分の意見を書き込む掲示板があるイメージで、テーマが決まっているものに対して、ラーニングセンター上に自分の意見を書き込みます。
みんなが書き込んでいる内容を見ることはできるので、多様な意見や経験談に触れることができます。
が、現状自分の意見に対して何か反応があったときに通知が飛んでくるわけではないので、それについて議論が生まれる感じではないです。自分がディスカッションページに訪れたときに、多くの人が反応している意見があるな、というのは確認できるくらいですかね。
課題
これも毎週ありますが、特に提出があるわけではないです。
実際に自分について考えたり、身の回りのものを調査したりする内容ですが、ハンドアウト内や、動画の中でもエクササイズが含まれていたりするので、「最低限これはやってみよう」という項目のイメージですかね。
このあたりのエクササイズや課題は、現状自分に向き合うものが多いので、本気で向き合いだすと、時間はいくらでもかけられてしまったりします。ただ、私はここが大事だと思い、時間を割いています。
コミュニティとしての繋がり
同期メンバーでのfacebookグループがIINスタッフによって作成されています。
IINのスタッフが、その週の学びに関するポストを投げ、それに対してコメントをしたい人は書き込んで行きます。スタッフをタグ付けして、質問をすることも可能です。
また、地域ごとに集まることを推奨されます。おそらく時間調整がしやすかったり価値観や食事内容が近かったりするからだと思います。が、運営のIIN側としては推奨までで、その後は、生徒の自主性に任されています。任されているものの、非常に具体的な推奨内容を伝えてくれるので、かなり多くの人が、自分の地域のグループには参加してそうな印象です。
実際、facebookグループにはグローバルなメンバーが1,000人以上参加しているのですが、私の場合は、アジア人向けポストで自己紹介をしたところ、有志がメッセンジャーグループを作ってくれました。現状、アジアのメッセンジャーグループには25人参加しており、うち、日本人は自分も含めて3人です。
グループ内の国籍は、中国、台湾、香港、フィリピン、インドネシア、タイ、シンガポール、インド、パキスタンと様々で、職業も、ヨガインストラクター、プログラマー、マーケター、専業主婦、アスリート、モデル、会社員、個人事業オーナー、等幅広いです。
おそらく同期のアジアグループは割とアクティブで、知識や調査内容、今自分がトライしていること、疑問の投げかけ、議論などもこちらで行われています。
また、このアジアグループメンバーで、毎週末にzoomでビデオコールをしています。現状、毎回、次回のファシリテーターを決め、ファシリテーターが議題を決定し、そのことについて、自分の意見や経験をシェアするという形式です。参加は任意で、ビデオコール参加者は毎回10人前後です。
さらに、私達は別途、日本人のグループも作っています。やっぱり、ネイティブの日本語で話せたり、日本語情報のシェアができる場もほしいなと思ってしまい。こちらは3人なので自由な感じですが、slack上でやりとりをしながら、毎週zoomのビデオコールで、意見交換をしています。(余談ですが、3人とも小学生のときに陸上をしていて、今ヨガをやっているという共通点を発見しました。)
ただ、コースの人数平均は約600人らしく、このあたりは、同期のアクティブ度によって、大きく左右されそうですよね。半年コースの方が人数が少ないので、日本人ゼロかもしれないし、なんならアジア人も数人だったりもしそうなので、その場合、どうするんだろうな…。
必要な時間の目安
5-8時間/週 が目安と、公式には言われています。動画自体は、毎週30分〜2時間分くらいです。
ただ、言語のハードルもあるので、英語が得意で要領もよい方で5時間、多い分にはいくらでも…という感じです。同期の要領の良い日本人の方は仕事後に週2の時間確保で終わっているようですが、私は決して要領がよくないので、ざっくり理解して一通り終わらせることを目標にして、10時間ぐらいでしょうか。これは、本当に人によります。自分の人生に向き合い始めるとめちゃめちゃ時間をとりますし、気になることを調べようとするといくらでもできます。時間がある週は、気になることをどんどん深めていたら、40時間くらい費やしたりもしてましたが、もはやどこまでがIINの課題で、どこからが自己研究なのか…という感じです。
今後、ずっとこの勉強の時間を取り続けられるのか、正直自信があるわけではありませんが、まあ、なんとかやっていきたいと思っている所存でございます。
どんな興味で辿り着いたのか?
学び始めたきっかけは、
「もっと自分の健康と幸せについて追求したい」
「その探求に、自分の時間とお金を投資するは自分の人生の幸福度を上げそう」
と思ったからです。
私のストレングスファインダー第一位の「学習欲」の疼きです。
「なんでその考えに至ったの?」というところについては、長くなるので、別で記事を書こうと思います。
が、ここには、そう思ってからのこと、すなわち、「日本だと『健康とウェルネスの勉強』や『ヘルスコーチ』についてはあまりメジャーじゃないのに、どうやってこのIINに辿り着いたの?」というところだけ少し触れておきます。
元々栄養についてはかなり興味があって本を読んでいたり、7年前からゆるーくヨガを(始めたりストップしなりしながら)やっていて、もっと哲学や人間の体についても知りたいなぁと思っていました。
そのため、
「ヨガ哲学、生理学、栄養学、幸福学などを、体系的に勉強できるものないかなぁ」
「資格で勉強するのが手っ取り早いのかなぁ」
と上記あたりの勉強法や資格についてググっていると、私の行動履歴からたまたま広告に表示されたことで「ヘルスコーチ」の存在を知りました。
以前から「もっと人の話を聞けるようになりたい」「会話で人の役に立てるっていいなぁ」とコーチングにも興味があったのもあり、「ヘルスコーチ」についてもっと調べることで、「ホリスティックヘルス(統合栄養)」にもたどり着き、「まさに私が学びたいことを包括しているのでは?!」と一石二鳥どころはなく一石十鳥くらいの感動がありました。
ヘルスコーチという資格を今後キャリアに生かすかどうかは考えられていませんが、「この勉強は、今後の自分の人生、自分の家族や友人の役にも立つ情報になるだろう!」と思えたのが、実際の申し込みの決め手です。
やってみてどうか?
現状の大きな学び
もちろん、栄養や身体的健康、生理学等も、少ししか知らなかったことがどんどん深まって面白いのですが、現状、学びとして、大きいのは、下記2つの抽象的な概念です。
- Primary Food
- Bio-Individuality
Primary Food
学校の名前に「統合栄養(Integrative Nutrition)」とも入っており、「栄養(Nutrition)」や「食事(Food)」と言われると食べ物だけをイメージしてしまいますが、IINでは、実際に我々が口にする食べ物は第二の食べ物と位置づけており、第一に重要な食べ物は、人間関係、キャリア、運動、精神論なども含めた全体のバランスだと考えています。これらを、"Primary Food"と呼んでいます。
精神的に落ち込むと体にも現れる等の観点もそうですが、それとは別に、仕事で忙しいと食べる時間がなくなったり、ストレスが溜まっていると甘いものをたくさん食べてしまったりしてしまうこともありますよね。健康な食事を取るためにも、整えるべき重要なものがPrimary Foodです。
そのため、ホリスティック(全体的)なアプローチで、環境や考え方も含めてバランスを調整し、予防医学的に、そもそも病気にならない、心身ともに健康な状態を目指そうとする考え方に基づいた講義になっています。
当たり前のことかもしれませんが、このPrimary Foodの考え方にハッとしました。"You are what you eat"と言われたりもしますが、"eat"は自分に取り入れるもので、必ずしも口から食事として入れるものだけではないなと。
Bio-Individuality
個人ごとに、生体は異なるし、その時々でも体は変わっていくから、そのときの自分に合うものを探していくしかないよねという考え方。
栄養について、いろんな本を読めば読むほど、「オススメ食材や理論はいろいろあるけど、結局何を食べればいいの?!」となっていました。少しオススメ食材を増やしてみても、後になって、「あれ、なんか変化あったっけ?」という日々。ただ、それは、自分の体の変化に気づこうともしておらず、試しているという意識も持てていなかったなと思いました。
食事法や理論は、100種類以上も存在しています。確かに、多くの人によい結果が出たという裏付けがあるので、全く理論がないよりは、すでに確立された理論をベースに試してみる方が、全くゼロから自分に合うものを探すという手間は省けます。が、それによって惑わされているのでは本末転倒だなと。
これは食事に限らず、Primary Foodに置いてもそうですが、まずは今の自分の状態を見つめ、自己実験(Self-Experiment)として小さな一歩を踏み出すトライをし、変化を観察しながら、今の自分に合うものを探していくことが重要であるということが、大きな学びです。
アメリカとアジアの違いと逆輸入
これは私の解釈が多分に入りますが、IINで学んでいることは、古来からアジアが持っていたよい概念が欧米に渡り、科学されて、逆輸入されている気がしています。
マインドフルネスやZEN(禅)と同様のイメージです。
欧米における研究成果によって、医学はかなり発展してきましたが、病気になったあとに薬や手術で治すというのがメインでした。それが、漢方やアーユルベーダの考え方も合わさって、応急処置ではなく、そもそも病気にならないように、根本的な健康を作っていこうよという予防医学の考え方になっていると感じています。
ちなみに、講義内容については、アメリカの講師陣が多いので、授業内のデータや食材例は基本アメリカを元にしたもので、やや日本とズレを感じる部分もあります。ただ、理論自体は活かせるので、日本においてはどうなのかは、厚生労働省や消費者庁、農林水産省等のソースを自分で確認しながら勉強を進めるのも楽しんでいます(日本の論文も読んでいきたいところ)。
セルフコーチング
知識的なインプットとして一番大きいのは、上記で述べたPriamry FoodとBio-Individualityですが、それ以上に、セルフコーチングで得られるものがかなり大きいです。
Primary Foodの12の項目等、カリキュラム詳細で記載した、「個人の成長」について、自分の人生を振り返ることで、自分の幸せについて本気で向き合うことができるなと感じています。将来実際にコーチングを仕事にしていくなら、この授業を通しての得たセルフコーチング体験を、将来のクライアントにも実施しましょうという流れです。よい質問とよいフレームワークがたくさんあり、考える武器を与えてくれる印象です。
また、考えたことを実践に移すために、小さな一歩としての具体的なハウツーサンプルも準備されています。「これ以上一体どうやって丁寧に説明するんだろう?」というレベルで紹介、説明されており、「概念は理解しても、具体的に何をしてよいかわからない…」ということにはならないと思います。あとは、やるかやらないかだと思わされます。大きく変わることを目的とはしておらず、小さな一歩を積み重ねるための手法の紹介なので、想像していることが異なると「これだけ?」となる方もいらっしゃるかもしれませんが、今すぐ日常や仕事に活かせるものもたくさんあります。そのため、どんどんセルフコーチングをしながら新しいトライをしてみることができます。
で、「ウェルネス」「ヘルスコーチ」を一言でいうと?
これが、なかなか難しい…。
学びながら言葉を磨いていければと思っているのですが、今のところ私なりの日本語にすると下記です。
自分なりによりよく幸せに生きようとする態度。
身体的健康だけではなく、精神的、社会的、信仰的(自分の価値観やマインドセット等)にも良好な状態を自ら目指す、主観的な概念。
ヘルスコーチ…
それぞれの人生に寄り添って、持続可能な形で、身体的、精神的、社会的、信仰的に健康で幸せな人生のサポートする人
そもそも一言になってない感…。このあたり、日本語で考えていらっしゃる方とぜひ議論したい…。なんか、ツッコミある方、ぜひ直接ご連絡いただけるとありがたいです…!
お金を払って勉強をする意味
現状、非常によい学びで、ぜひ日本でも広がってほしいと感じていますが、高品質な分、授業料は決して安くはありません。
キャンペーン等やドル円レートで値段はかなり変わるようですが、私立大学1年分の授業料(文〜理)ぐらいの幅くらいのイメージです。(FAQの「授業料はいくら?」という項目を確認していただくと、おそらく最新の数字が見られるかと思います。)
しかも、最近は知識のインプットだけであればオンライン無料で受けられるものもたくさんある中で、「それだけお金を払って受ける意味って?」というのは、入学前に考えました。
個人的に、学ぶ前に思っていたこと、学び始めて感じていることを、書いてみます。
- 健康とウェルネスについて、体系的に知識を深められる
こんなに体系的、包括的に学べるところが他に見つからなかったんですよね。私の検索力の問題もあるかもしれませんが。 - コミュニティの存在
現状これはかなり大きいです。学びをシェアしたり、アウトプットすることで学びも深まります。これも、他でいまいちピンとくるコミュニティは見つからず。また、コーチングの性質上も、ひとりで学ぶより人と一緒に学んで実践ができるのは大きいと思っています。 - 授業の質
学び始める前は、ざっくりカリキュラムを見て、科学に基づいてそうだという確認のみだったのですが、はやり講師陣が豪華なことに対する価値はかなり大きいと思います。 - 自分の人生に向き合える
これが、一番価値を感じているかも。よさそうだとは思っていたものの、思っていた以上によいです。もちろん、第三者目線で意見をもらえる通常のコーチングより価値は落ちると思うのですが、毎週の多くの良質な質問の投げかけと細かいステップサンプルがあるというのは非常に大きいと感じています。じっくり考えたい派の私にとっては、通常のコーチングはその場で答える形式でやや焦ってしまう部分もあるので、セルフコーチングはマイペースに質問に答えていける分、向き合えるという利点もあります。可能であれば、たっぷり時間を使えるとより学びは深まると思います。 - 将来の自分の健康への投資
上記を考えたときに、今後の自分の健康とウェルネスに活かせそうだと思い、それならこの金額は高くないと感じました。「予防医学」という言葉をよく聞くようになってきましたが、実際、人生100年時代だと私は今後70年くらいの人生において、病気になるのを少し防げるのであれば、病院に行くお金も、薬代も、また、大きな病気の場合の手術代もかからなくて済むと思うと、よいのかなと。まあ、もちろん、未来は来てみないとわからないですが、自分の健康とウェルネスへの投資だと思っています。
必ずしも、ホリスティックヘルスコーチを目指すためでなくても、自分と周囲の役に立てるならよいなと私は思っています。
コースにご興味ある方へ
ここまで読んで、もっと知りたいと思った方、下記画像をクリックいただければ、IINサイト上のカリキュラムやサンプル授業のダウンロードページに飛べます。
また、ピンと来て「申し込みたい!」と思った方がいらっしゃれば、申し込みフォームも貼っておきますのでどうぞ。
下記から飛んでいただけると、2,000ドルオフになるはず。
ただし、(少なくとも私のときは)一括払いで、ダウンロード5日以内にお申し込みをすれば、という条件つきだったので、ご検討ください!
キャンペーンリンク
カリキュラムガイド
サンプル授業
お申し込みフォーム
リファラルによるキャンペーンについて
アンバサダー登録というのがあり、IINの学びはみんなの役に立つはず!と思い登録してみたため、上記は私のリファラルURLになっています。
IINのページで名前等を記入して、カリキュラムを見ていたとしても、その後上記から再入力していただければ、キャンペーン対象になりそうです。他のどなたかのリファラルで先にダウンロードされていた場合は、その方からご連絡がいく形になると思います。
私が直接、下記情報を打ち込んでのリファラル申請もできるようなので、情報をいただければご登録するでもOKです。
- 名前
- メールアドレス
- 電話番号
IINの本体からの英語メールと、私からの日本語メールと、並行して2種類のご連絡がいくと思います。私はあくまでサポートの形なので、実際のお申込みの手続きなどはIINから行っていただく形になります。
ちなみに、トップ画像で、スタートが5月4日になってますが、数週間の遅れくらいは、ねじ込んでくれます。最初に追いつくのが少し大変ではありますが…。
他、ご質問ありましたら、2か月程度の私で答えられることはお答え致しますので、TwitterからDMいただければと思います。
※上記アカウントは、愉快な相方についてのつぶやきが多くて恐縮ですが、IINでの学びについても少しずつつ、なるべくハッシュタグ「#IIN」をつけてつぶやいておりますので、よろしければ。
やばい、めちゃ長いですね、この記事…。読んでいただいた方、お疲れさまでした…!
以上、開始2か月の今の私からのご紹介でした〜。