先日、結婚記念日に、相方の企画で木のお皿を手作りする体験をしてきました。
「こんなに楽しめるのか!!」と感動したので、ご紹介です。
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教室の概要
お世話になったのはこちらのサイトの藤倉先生の教室です。
申込みはこちら経由で行いました。(相方が)
場所
丸の内線 南阿佐ヶ谷駅 徒歩13分
スケジュール
13時集合〜19時終了
作品を作るまで付き合ってくださるので、終了時間は目安だと思います。
私たちは21時までかかりましたがあっという間でした。
料金
6,500円
正直、安すぎる。
出来上がったもののクオリティーを考えたら、商品だけで5,000円でも買いそう。
体験後だと、講師料も込で1万でも安いと感じる。
先生
先生がですね、素晴らしかったんです…!!
初心者にも、作るのを楽しさを教えてくれる先生です。
作り手のこだわりを尊重してくれる
このサポートが本当に素晴らしすぎました。
だいぶ終わり時間が近づいている頃に、「どこまでこだわってよいか悩みどころですね」と伝えると「いいよいいよ。気が済むまでやりなよ。それが大事だよ。」と言ってくれたり。
何回でも通って作るでもよいと、生徒のこだわりに本気で寄り添う形で、いいもの作るまで返さないからねーと、とことん向き合ってくれるスタイルでした。
本人が本当に作りたいものをイメージできるように、作るものを決めてから、他の方の作品を見せてくれるという配慮もありがたかったです。
この道一本の職人さん
木の知識等もたくさん教えて下さいました。
また、こういうときはこうすればよいという感覚に刷り込まれているものが本当にたくさんあるんだろうなと感じました。少し失敗した際も、さっとフォローしてくださって失敗箇所が見えなくなくなったり。
作りたいものを伝えると、こだわりまで含めてすぐに汲み取ってくださって、「じゃあこうやって作ろうか」とhowを教えて下さいました。
細かい部分もコツを教えてもらえたことで、ちゃんと仕上がったなと感じています。
正直、最初はもっと頑固な職人気質な先生による講座なのかなと思ったのですが、職人ながらも気さくな先生でした。
褒めて伸ばしてくれる
「いいじゃん、いいじゃん」といってくれるので、気持ちよくなります。笑
先生ご自身も楽しんでそうに見えて、こちらも嬉しい気持ちになりました。
流れ詳細
①木を選ぶ
特徴や、最終コーティング後の色を教えていただきながら、まずは木の選定。
木の表面や形をそのまま活かしたい場合は、この時点で選んでおく必要があります。
ざっくりの大きさが決まっていればOK。
②必要分を切り出し
元のままだと大きすぎる場合に、カット。
私たちは、共木にするために半分に切りました。
向かい合わせに並べれば、目が合う形からスタート。
③図面を書き込み
削る際に見えるよう、しっかり書いていきます。
L字定規や円定規などを使いながら、縦横高さを決めていきます。
④みの&彫刻刀で削る
8時間のうちの6〜7時間はここです。こだわりだすとなかなか止まらない。
最初慣れるまではど真ん中の簡単なところを削り、要領を掴んできたところで周囲の細かい部分を慎重に削っていきます。
途中、疲れすぎて力がうまく入らなくなったりもしました。
上半身の筋肉痛はだいぶとれてきましたが、4日たった今も、まだ指は痛いです。
⑤周囲の形を整える
周囲の丸み部分は、電動ヤスリを使います。
自分で書いた曲線に合うよう、ヤスリに押し付ける力と角度を調整するだけ。
⑥手でヤスリをかける
バリ取りと、表面仕上げ。
120→240と2種類のヤスリで磨きました。
⑦コーティング
オリーブオイルを布で塗りつけます。これで、かなり色が変わり、最終型の色になります。
お皿なので、オリーブオイルが口に入れても安全で、植物同士なのでよく馴染み、そのまま洗って、また塗りたいなと思ったら再度オリーブオイルを塗ればOKとのこと。
ただ、手がベタベタだったので、写真なし…。
⑧撮影会
みんなの作品を、先生のiPadに収めていきます。
もちろん、自分たちでも写真をとりますが、
職人の先生が、初心者の私たちが作ったものを、作品として扱ってくれるのも嬉しい。
削り終わったあとのテーブルはこんな状態でした。
作ったもの
ふたりとも、ウォールナットの色がいいねと、ウォールナットで作りました。
私の作品:スマホホルダー付き小物入れ
相方が帰宅後に、財布、鍵、会社スマホなどを机の上にテキトーに置いているのが失くしそうだなーと思っていたので、木の小物入れほしいなと思っていたところだったのです。
木自体の厚さはあるけど、ものを置く部分は全体に薄く、
また、小さめのみのと彫刻刀で、削り目を細かく出しました。
相方の作品:ドリンクホルダー付きおつまみ皿
ドリンクホルダーと、おつまみ皿の周囲の側面の角度を変えています。
帰って使ってみて、ドリンクホルダーがぴったりだったときの感動たるや。
感想まとめ
こんなに集中してものを作るという機会もなかなかなくなっているので、8時間ものづくりだけに没頭できたこと自体、とっても楽しかったです。木と仲良くなれた気がします。
「自分の案は自分に作れるんだろうか?」と思ったりもしていましたが、無事作れて大満足。
完成品についても、「売ってたら、買うよこれは」という、自画自賛の出来です。
初めて作るのに、ほぼほぼ自分の思い描いた完成図通りにできあがりました。
最初にしっかりイメージを作ることが大事というのも、先生の教えです。
初心者なので、もちろん雑とかいろいろあるとは思うのですが、何より自分たちが気に入るものを作れたのが一番うれしいポイントです。
結婚記念日ディナーも予約してくれていたとのことだったのですが、削るのに熱中しすぎて時間があっという間に過ぎており、そちらは全く間に合わずキャンセルしてくれていたようでした。が、それでもこちらをやりきれてよかったです。
そして、けやきで作ってる方が横にいらっしゃり、年輪がきれいに出るのを見て、2作品目に作るならけやきで作りたい! と思っています。